アルバムレビュー

各アルバムのレビューです。
各アルバムのページで詳細を解説しています。

各アルバム解説

各アルバム
Surfin' Safari(1962) いきなり聴くにはいまいち物足りないアルバム。
成長途上のビーチボーイズ を聴きたい人に。
Surfin' U.S.A(1963) ファーストに比べ厚みを増した音質と楽曲の質。初心者はまずこのアルバムから。
Surfer Girl(1963)  ブライアン主導の実質上のファーストアルバム!?
一気に質が上がり聴き所満載!ビーチボーイズ初心者はぜひここから。
Little Deuce Coupe(1963) サーフィン路線からホットロッド路線へ。
しかし質の良さは変わらず聴き所の多いアルバム。
Shut Down vol.2(1964) 名曲揃いの名盤アルバム。
いよいよビーチボーイズの本領発揮。絶対にオススメ。
All Summer Long(1964) 大ヒットシングルをオープニングに最後まで飽きさせないよく出来たアルバム。ビーチボーイズファン必聴!
Beach Boys Concert(1964) ロック・バンドのライヴアルバムとして初めて全米チャート1位を獲得したアルバム。
ブライアン参加のライヴが楽しめるのはこのアルバムだけ。
The Beach Boys' Christmas Album(1964) ビーチボーイズ初のクリスマスアルバム。
自作曲の出来が最高な必聴アルバム。
後年発売された未発表トラックを含む「完全盤」で聞くのがよい。
Today(1965) 偉大なる「Pet Sounds」前夜。
美しいメロディとコーラスはそのままに独特の表現力を併せ持つ傑作。
リアル・ステレオ盤がようやくリリース!
Summer Days(And Summer Nights!!)(1965) 曲はToday!以前に少し戻ったかのようなサマーアルバム。
しかし、更に複雑化する楽曲。進化するブライアンを聴け!
Beach Boys' Party(1965) レコード会社のノルマを達成するために試みられたスタジオライヴアルバム。
異色作だけに中級者から。
Pet Sounds(1965) ロック史に燦然と輝く名盤。これを聴かずして死ねません!
オススメはStereo、Monoとも入った40周年盤。(又はセッションズボックス)
ビートルズ(特にポール)や批評家は大絶賛!
但し、初心者は理解しがたいという人も多い。
音の重なりが複雑かつ見事な大傑作アルバム。
Smily Smile(1967) 幻のアルバム「SMiLE(スマイル)」の素材を使い、たった2週間で仕上げたアルバム。
良曲もあるが「SMiLE(スマイル)」とは似ても似つかぬマニアなアルバム。
伝説が好きな中級者以上向け。
Wild Honey(1967) いきなり変化した音楽性。カール主導のファンキーな新ビーチボーイズ到来!
Friends(1968) 新鮮味あふれる新局面を迎えた肩肘はらないシンプルなソフトロックの名盤
初心者にはオススメできないが、近年再評価がすすむアルバムでもある。
ブライアンはたびたび「お気に入りのアルバム」と発言している。
Stack-O-Tracks(1968) いわゆるカラオケが収められたアルバム。
バッキングトラックを詳しく聞きたいコアなファン向け。
20/20(1969) やや違和感があるが、「SMiLE」時代の名曲を収める異色作。
一度は聞いてみて欲しいアルバム。
Beach Boys '69(Live In London) (1970) ペットサウンズ発売後、本国アメリカよりも人気があったイギリス、ロンドンでのライヴを収録。
ブライアン不在ながらもライヴバンドとしての魅力がたっぷり詰まった一枚。
Sunflower(1970) いまいちなセールスとは裏腹に、グループが一体感を見せた、グループとしての大傑作。必聴!
Surf's Up(1971) 一大傑作「Surf's Up」を収める作品。
この曲のためだけでも聞く価値はあるが、アルバムとしてのまとまりは弱く、残念ながら凡作も多い。
Carl and The Passions "so tough"(1972) カール主導で、再出発の意味を込めたアルバム。
ビーチボーイズ初の黒人メンバーが加わり、密度の濃いファンキーな仕上がり。
Holland(1973) アルバム名どおりオランダで録音されたアルバム。
迷走を続けていたビーチボーイズを象徴するまとまりないアルバムとなってしまった。
The Beach Boys In Concert(1974) ブライアンが不参加。
そして怪我のデニスがヴォーカルでのみ参加の寂しいライヴだが、内容は充実。
ブラザー移籍後、初のゴールドディスクとなった。
15 Big Ones(1976) ビーチボーイズにブライアン復帰!結成15周年記念アルバム。
ブライアンの声はつぶれている。
カヴァー曲が多く、聴き応えは?
Love You(1977) ブライアンの狂気漂う、高評価のブライアンプロデュース最後のアルバム。
後半部分は傑作ペットサウンズの再来という人も。
M.I.U.Album(1978) ビーチボーイズらしさへの回帰。
明るく軽快な曲多く聞きやすいアルバム。
L.A(Lighe Album)(1979) 明確なコンセプトはなく、全体的なまとまりもいまいちだが、オープニングの2曲はぜひ聞いてみてほしい名曲。
Keepin' The Summer Alive(1980) ビーチボーイズらしさが無く、どことなく違和感を伴うアルバム。曲自体もやや弱いものが多い。
The Beach Boys(1985) グループ名を冠した実質上最後のオリジナルアルバム。
(と思われたが、2012年奇跡のニューアルバム発表!)
デニスの死後最初に出たアルバムでもある。
Live at the Knebworth(2002) ネブワースで行われたライブを収めたライブアルバム。
ブライアンもデニスも参加している貴重なライブで、出来も良い。ファンなら買い。
SMiLE(2011) 1966年に発表する予定だった幻のアルバム。
発売が発表された時、全世界が驚いた!
ブライアン名義で発表された「SMiLE」を下敷きに、残されたトラックを編集して完成形に近い形で完成させた。
明らかに未完成な曲もあるが、ファンなら絶対に聞き逃せないアルバムである。
God Made The Radio(2012) まさかまさかのオリジナルメンバーによるニューアルバム。
邦題「神の創りしラジオ」
単なる懐メロになっておらず、1曲1曲の出来が素晴らしい。
ファンもまさかの円熟のコーラスが聴ける傑作。
買って後悔は無いだろう。
その他コンピレーション、ベスト盤、レアトラック集など 長いキャリアがあるバンドだけに、ベスト盤やコンピレーション盤は数多い。
代表的なものを比較しています。
また、レア音源も数知れず。
そこもまたビーチボーイズの魅力!

うんちく

  • メンバーの中で唯一サーフィンが本格的に出来たのはデニスだけである。
  • ブルースとマイクも少しはサーフィンを嗜んでいたようだ。
  • 「僕達は、どのバンドよりも未発表のトラックを持っているよ。」とはアルの言葉。
  • 「Beach Boys'69」は['69]となっているが、実際は68年8月と10月のライヴを収録している。
  • 「ビーチボーイズ」は、レコード会社が勝手に決めた名前で、当初バンド名は「ペンドルトンズ」だった。